生きるの楽しい

生きるのが楽しい

ヒプステのキャラ解釈が私に優しすぎた話

 

 

突然ですが、キャラ解釈ってどう思いますか?

 

私はマジに重要だと思っています。

 

「公式と解釈違い」という、普通に考えれば矛盾している発言をしてしまうことさえある。
まあ実際、アンパンマンがカツアゲしてたり、クレヨンしんちゃんが美人なおね~さんキラ~イとか言ってたら、それはもう公式が解釈違いというかただのキャラブレだとは思いますが。そういうことじゃないよな。

 

腹を割って話しましょう。私は今までヒプマイくん(原作)に対して、「か、解釈違いなんですが~~~~!?」と悲鳴をあげた経験が有ります。

 

勿論、大前提として公式こそが正解であり、間違っているのは私です。私が勝手に妄想し捏造し誇大解釈し好き勝手に凝り固めたイメージに対しての「解釈違い」です。
「俺の考える最強の推し!」じゃ無かった。そういうこと。もうね、完全に私の自己責任。

 

でも皆、心にモンペ、飼ってない?????

 

飼ってなかったら大丈夫。この日記は飛ばして下さい。舞台で見たありのままのキャラクタを楽しめるのが一番だと思います。

 

今からは、私の心のモンペ(=勝手な妄想)と舞台のキャラとの間で受けたイメージの違いとか良さとか語ります。
後は役者さんの演技や声など。私のキャラ解釈が読んでいる貴方の地雷な可能性あるから、ほんま、そのへん気をつけて。
今更だけど死ぬほどネタバレだからね。

 

好意的ですが、全てを絶賛する訳ではありません。
良かった所と同じように「これは人を選ぶのでは?」という箇所も遠慮せず語ります。繰り返しますが、超主観です。
あとハマの女です。ブクロも勿論大好きですが、普段ハマのことばかり考えているので、ブクロに対して考えが浅いと思います。ご容赦

 


①一郎

正直、今作で一番人を選ぶのでは!?って思いました。
私は好きです。何故なら「19歳という未成熟さ」「二郎三郎に対する無自覚的傲慢」が見えたから。
でも、それこそが苦手な方もいると思うんです。
一郎に対して「完璧な兄である」要素を強く求めると、今回の一郎、ちょっとずれるかもしれません。

 

舞台中、一番人を選びそうだな、と思ったのは
「三郎がカズ(10年ぶりに現れた一郎の幼馴染。勿論ボス)を疑った時に、『自分のダチの悪口を言うな』と叱る」シーン。

 

「自分の友人を疑うな」という発言自体は、悪いことじゃない。
だけどそれを、自分を心配している弟に対して怒るか?という所。
友人の悪口を言われたら、例え弟であろうともきちんと怒りをあらわにする、と取るのか。
心配している弟の話を聞かない、と取るのか。
真っ直ぐな信念と取るか、融通がきかないと取るか。

 

私はドラパの一郎、「結構弟達に対して無自覚に傲慢(正義は翻って傲慢になりがち)(兄としての立場もある)」だと思っていたので、
このシーンに関しては、「ああ~~!一郎~!出ちゃってるよ~!そういうとこだよ~!」と、胸が苦しくなりながらも、でもまあ解釈的には一致やな……という感じでした。

逆にこのシーン大丈夫なら後はもう無限に格好いいから大丈夫だと思う。
基本的には包容力あって、弟想い仲間想いの一郎!!!ホンマに上のシーンだけ人を選ぶな…!?って思ったの。

一郎が、全てを凌駕して吠えるシーン、超~~~~格好いい。マジに格好いい。

 

あとね~~やっぱり俳優さんが流石TKNくんって感じなんですよ……。
キャラに対する解釈が滅茶苦茶上手いんです。

なんていうか、
「自分の推しに対して考えすぎて変なフィルターかかっちゃってるから、他推しの人がたまに話してくれる自推しが全くフィルターかかってなくてストレートに解釈してて凄く良い」現象ありませんか?
学会でも論じられていますね。他推しがたまに書く自推し最高現象。

 

TKNくんはそれ。フィルターの無い良さ。バイアスが真っ直ぐ。
極端な話、オタクに媚びようとか全然考えてない、ただ原作からこう受け止めました!ドーン!ハイ大正解!!!!!!(大声)って感じ。
色々言いましたが、マジに一郎なんですよ!!!
今作で一番人を選ぶかもしれないけれど、今作で一番キャラそのものなのも間違いなく一郎。
歌もダンスもめっちゃ上手いし声も滅茶苦茶寄せてる。二次元でも三次元でも俺は俺。大感謝。

 


②二郎

かわいい(確信)。足首ほsssっそい。
二郎に関しては、「作中随一で人に愛される才能がある」と思っているんですが、
俳優さんがちょっと舌っ足らずかな……という、本来あまり良く語られない筈の要素が上手い具合に作用して、
「馬鹿な子ほどかわいいーー!!」を見事に体現していました。奇跡のマリアージュ

 

後は作中のエピソードがすgっごく良い!!!!!
一郎に対しては盲目的、三郎に対しては「どれだけ張り合っていても根は『兄』」というのが随所に散りばめられてました。

特に三郎に対するスタンスがマジに良さの極み。

個人的に滅茶苦茶良かったのは

「どちらが情報を集められるか競争だ!だから俺は三郎より早起きして情報集めてやるぜ!……でもまぁ~可哀想だから出る時起こしてやるか……」

って所。めっちゃ良くない?張り合って→脳筋の考えして→でも最終的に弟を甘やかす(結果作戦が無意味と化す)って。
あまりにも解釈一致過ぎて、跡部インサイトのポーズしちゃったもんな。俺の脳内妄想がスケスケだぜ……。

あと顔、凄い好き。時々舌ペロするのマジにミケランジェロか?

 


③三郎

かわいい(絶対正義)。
声が似ているというか、声の方向性が似てるってこういう感じかな~って思いました。
特筆して何か、っていうのがうまく言えないんですけど、
可愛いの。かわいい。なんていうのかな。
「原作で表現されている三郎の可愛さ、生意気さ、兄二人に対する態度の違いなどをそのまま表現しました~」っていう感じ。
原作そのままのイメージそのまま。
ごめん、バブ度は3割増かもしれない。かわいい。実物で感じてくれ。

 


④左馬刻

顔が良い。
顔が良い以外の言葉を失うほどに顔が良い。
推しのことミロのヴィーナスだと思ってたらミロのヴィーナス出てくることある?
あったわ。KOKO-now here-


正直な話、台詞/演技に関しては一番成長の余地があるな、と思いました。(2度目以降段々良くなっていたのでやはり伸びしろ)
これは完全にバブ刻……ただし歌、ダンスになると一気に滅茶苦茶格好よくなるので、結論だけ言うとバブとの落差でお前は死ぬ。
台詞→歌にいった時、座ってる筈なのに階段から転げ落ちる感覚を味わえるのは今だけ!って感じだった。


脚本上のキャラクタは個人的に良かったです。
「一郎に滅茶苦茶執着している」と「25歳の大人である」が両立してました。
「一郎は俺が絶対に殺す」と思っていても、「一郎のダボなんざ助けるかよ。決勝までこれなきゃ、そりゃアイツがそれだけの男だったってことだ」って言える。
その姿勢がマジでブレない。まあ勿論助けてくれるんですけど。超格好良い。格好いいのにバブ。なんなんだよこの世界は。

あとブチギレた後にちゃんと「この前は迷惑かけたな」って謝れるの解釈大一致大勝利神感謝世界血湧き肉踊るって感じでしたね。

 

あ、あと、左馬刻のマイクだけスタンドマイクなの、舞台上だと滅茶苦茶目立つな~!!て思いました。

 

他の人が普通に動きやすいのに、一人だけあれ抱えてるの相当制限あると思うんですが、
それを感じさせないのは、俳優さんが扱いに慣れているからかな?と思いました。スタンドマイク滅茶苦茶馴染んでる。流石。

 


⑤銃兎

スタイルお化けか?そして顔が良い。声は高めを敢えて出してるのかな。(これ指摘があったのか2度目以降低くなってました)

 

TKNくんの一郎が「オタクのフィルター?知らねえ!俺が原作から感じた一郎はこれだ!ドーン!」って感じだとしたら、
MZEくんの銃兎、「この見た目、三人の関係性、参謀役まとめ役というポジション、一番の年上……そして煮凝りの解釈……、格好よくてスマートでかわいい、これがアンサーだ!どうぞ!」


っていう、こっちが困惑するくらいオタクに馴染む入間銃兎
馴染みすぎて困惑する。なんで煮凝りの解釈をすくいとった?

2.5次元の演技の上手さを感じる。マジで。
悪口じゃないの。違うの。困惑してるの。めっちゃ好きなの。めっちゃ好き。ほんまに好き。入間銃兎が好きな奴全員見てくれ。

「え!?入間銃兎がいる!?え!?でもこの入間銃兎は……え!?」ってなる。

性格が大人で面倒見が良くて実力があって忍耐強くて物理でも強くて先見の明があって仕事の出来る入間銃兎。

 

俺の妄想じゃ無かったのか……? 

 

左馬刻の行動なんてお見通しなんですよ、って笑って「うっせえ!」ってケツを蹴られ、「痛ったふざけんなテメェしょっぴくぞ!」って秒でキレたシーン、
私に都合の良い幻覚過ぎてびっくりしちゃった。幻覚じゃないの!?!?!?

 


⑥理鶯

おいおい、顔が良い(困惑)。
ハーフって凄い。彫りが深い。あと凄い低い声で寄せてくれてる。
多分声を寄せることに滅茶苦茶振ってるから若干棒読みに聞こえるかもしれない。あの低さで抑揚つけるの難しいんだろうな~~。
軍人というか武人。
理鶯に関しては、ラジオ並みに食事ネタが多かったですね。
=理鶯パート、おおよそがMTC三人のなごみエピになるのかわいかった。
銃兎も左馬刻も滅茶苦茶料理嫌がってるのに、理鶯の前では一度も否定しないし不味いとも言わないの、とても良かったです。
脚本上特別目立つ解釈はあんまり無い気がしました。
やっぱり料理ネタでかなり持っていかれる。かわいいね。


細かいシーンに殆ど触れてないのにこの長さだよ。

細かいシーンに関しては色んな方がレポ上げているし私よりずttっと分かりやすいと思うのでそちらで是非に!

 

「私の受け止め方と違うんですけど!?」って思った方もいると思う。
申し訳ないけど、こちら記憶が殆ど光に包まれている中で手繰り寄せているのであんまり気にしないで欲しい。

 

え~~~~~~~ん私の目がブルーレイレコーダーだったらいいのに~~~~~~!?!?!?働いてちゃお前を見に行けない、働かなきゃチケット代を稼げない。

 

 

ちなみに、ストーリーはうっすらと設定だけあって、キャラクターの設定を自分で練ったり妄想したり創作したりするのが好きな方に超絶おすすめな劇団四季の舞台CATSがただいま大絶賛公演中なのでよろしくお願いします!!!